上野バイク街とアキバの違い
唐突なタイトルですが、このネタで書こうと思ったきっかけはこの記事です。ちょっと前の記事ですが、たまには時事ネタにも挑戦してみようかと。
文中にもちょっと書いてありますが、表だって警察が動き出す前にいろいろ自主的にチェックしようとする動きなどもあったようです。でも、やめられなかったんですよね、きっと。確かに目立つところ(路上)に陳列していれば、売り上げも多少は上がったのかもしれません。でも、こんな“新聞沙汰”になる前に、何とかならなかったんでしょうか。ちょっと、みっともないですよね。
で、タイトルの話に戻る?のですが、上野のバイク街もアキバも「専門店街」という意味では同じ性格を持っている街な訳です。でも、はやり具合、あるいは街の活気でいうと明らかに違う。もちろん、パソコンや家電のユーザーの方がバイク乗りより多いですし、買い換え頻度も高いでしょう。でも、違いはそれだけじゃないように思います。
人によって見方はいろいろだと思うんですが、最大の違いは上野のバイク街が、必ずしもバイク乗りにとっての「ワンストップ・ソリューション」(これって、もう死語かなあ)を提供できる場になっていないってことじゃないでしょうか。アキバに行くと、とりあえずパソコン関連のたいていのことは用が足ります。ソフトも買えれば周辺機器も売っているし、自作したい人向けのパーツショップも多い。あるいは家電関係でも、DVDレコーダーが買えれば、ディスクも売っているし、接続ケーブルもある。いろんな店に様々な選択肢がある訳です。ちょっと探すと、時には意外な商品があったりして、思わず衝動買いしたりもしてしまう。確かにビックカメラやヨドバシカメラにも行きますが、だからといってアキバに行かない訳じゃないですよね。(今度、ヨドバシがアキバに出店しますよね。量販店にとっても魅力がある街ということなんでしょう)
あと、アキバという街は柔軟に(そして、どん欲に)消費者のニーズに応えようとしています。かつての電気街からパソコン街、そして最近はオタクの街としての要素が濃くなってきました。その是非はともかくとして、この積極さが街の活気を生み、人を集めているんじゃないでしょうか。
で、上野のバイク街がバイク乗りにとってそういう場所になっているかというと、(少なくとも今は)なりきれていないんじゃないでしょうか(少なくとも私にはそうではありません)。セロー250を買った時も、わざわざ上野で買おうとは思いませんでしたし、ツーリング前に用品類を買っておくような時には、基本的にはナップスとか2りんかんとかライコランドなどに行きます。ただ、だからといって上野のバイク街はどうなってもいいということではなく、むしろ逆です。本当はもっと便利になって欲しい。こんな形で新聞記事になってしまうというのは、とても悲しいことだと思います。
ちなみに、どうしても路上販売したいなら、事前に販売店が一丸となって区だか都(あるいは警視庁?)と正々堂々と交渉して特別許可をもらうとかすべきなんではないでしょうか。「これが上野のバイク街のやり方で、路上にずらりと陳列するから人が集まるんだ。マナーもきちんと守るから、地域振興のモデルとして認めて欲しい」とか言って。議論もオープンにして、杓子定規な公務員(だとしたら、ですけど)と、公明正大にガンガンやりあえばいい。最近は「○○特区」とか全国各地にできているくらいですから、100%無理とまでは言えないかもしれないじゃないですか。まあ、こんな戯言?は、無責任な部外者だから言えることです。でも仮に頓挫したとしても、その方が警察に指導されて記事にされるよりもカッコいい。PR効果だってあると思いますよ。
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